革の計量単位って知っていますかイタリアもサマーバケーションが終わって、ようやく休み前にオーダーした革が上がり始めた。今日届いたのは伊・サンタクローチェにあるサマンタっていう、型押しを作らせたら世界一っていうタンナーからの、なかでも大得意というワニの型押しだ。オレンジ色の計量とSamantaていうロゴがいいよね。日本の革だと計量所番号とds数が押されたシールが貼ってあるけれど、「さすがイタリア、やることがオシャレ」ってイタリア好きのぼくは思ってしまう。
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デシって |
ところで革の単位って知っていますか。日本ではデシという単位を使います。デシって10cm平方ってことで、1m x 1mの正方形なら100ds(100デシって呼びます)、これはキップのサイズだな。昔は坪という単位があったらしいけれど、古過ぎてぼくは知らない。
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単位が違う |
イタリアではスクエア・フィートを使います。平方フィートことだから30.48cm x 30.48cm=929.03ってことで、1スクエアフィートは9.29dsになります。そして面白いのはスクエアフィートの小数点以下は0,1,2,3の4つしかなくて、1は0.25、2は0.5、3は0.75のことなんです。クオーターという考えですね。例えば10.1という計量ならば、10.25スクエアフィートってことです。分かりにくいでしょ。さすがイタリア人、細かいことは気にしません。
この革の計量の数字1.52っていうのは平方メーターのことで、ds換算では152ds、キップの大きさですね。最近はイタリアでもメーターという単位を使うようになったのかな。イタリアからのヘビはメーターでくるから、そうなのかもしれませんね。。世界各国、計量単位が違うから、計算の苦手なぼくはいつも間違えます。 2011.9.22 久野康一
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