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サマンタ

サマンタの型押し革ってスグレモノ

しばらく不足していた型押し革のパープルが、イタリア・トスカーナ州にあるサマンタ社から届いた。連絡も無くずいぶん遅れやがって。イタリアからの革はこんな白いビニールに包まれて届きます。久しぶりにサマンタ社の包装紙を見たら、このグラフィックにやっぱり驚かされます。

有名なコンツェリア

サマンタ社っていうのは型押し革で名を成したコンチェリアで、爬虫類の革は作っていないはずだけれど、堂々とワニとヘビの図案を入れているのはよっぽど型押し技術に自信があるからなんだろうな。たしかに他の追随を許さずって革を作りますからね。そして恐ろしい姿のワニを囲んでいるヘビが、なんとなく昇り竜に見えるんですよね。ちょっと中華って感じがしませんか。

絶滅の危機

ワニやへび、トカゲなどの爬虫類やオーストリッチなどの希少素材を「エキゾチックレザー」と総称しています。そういった素材には欧州でも昔から異国情緒を感じたんでしょうね。以前は亀や象の革は普通に使われていました。象牙だって高価だけれど、普通に流通していました。そして密猟などでどんどん希少な生物が絶滅の危機にさらされてきたといいます。ですから今やこれらの素材は世界的に禁止になっています。ワニ、ヘビ、トカゲなども野生動物保護法に守られて、移動には原産国証明が必要になっています。

本物以上の型押し革

近い将来にはこれらの動物を保護するためにも、より高度な技術で、本物さえ凌駕するほどの型押し革ができてくると思います。皮革製品の製造側にいるぼくは、それがとても楽しみです。
 
 
久野 康一
2012.2.23

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