【isola】サイフ・革小物のアイソラ|公式サイト
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バレンタインデーにはチョコレート・・・色のサイフもあります

このページはけっしてバレンタインデーに悪乗りして、「チョコレート色のサイフをプレゼントしよう」キャンペーンを繰り広げているわけではないです。

アイソラはクロとかチャとか、ベーシックな色のサイフは昔から苦手だった。ぼくは明るい色のサイフが大好きで、ベーシックカラーのサイフは地味な気がして、あまり作る気がなかったんです。そのころはマーケットはクロとかチャのサイフしか見かけることができないころのことだったから、ぼくが「うん、アイソラ・ブランドでやっていけるな」と自信を持ったのは、カリオカのグリーンが受け入れられたときなんです。だからアイソラは今でもそういったベーシック・カラーはあまり得意じゃないんです。

アイソラのサイフでチョコレート色というと、カリオカのチャとブライドルレザーのハバナだな。カリオカのチャは、イタリアではパパイヤと呼ばれている色で、どちらかというとミルクチョコレート色です。そういえばパパイヤの実って、熟すとこんな色になるな。

ブライドルレザーって不思議な革で、イタリアでも英国でも、発注するときは必ず、クロはクロなんだけれど、チャはハバナ、キャメルはロンドン・タンって呼ぶんです。そしてこの3色以外のブライドルレザーはほとんど見ない。たぶん英国で伝統的に作られてきたのが、この3色なんでしょうね。ちなみにアイソラが扱っているレッドとグリーンは、(※)アイソラのオリジナルカラーです。

(※カラーによってはすでに廃番となっています)
カリオカのチャの画像
カリオカのチャ
ブライドルレザーのハバナ画像
ブライドルレザーのハバナ
ハバナは濃い茶色のことで、ハバナといえばキューバ葉巻だから、ぼくはここから色名を付けたんだと思う。ハバナのカカオ色なんていうのもありそうだけれど、ぼくの勘ではハバナ・シガーがピッタリの気がする。ロンドン・タンっていうのもよくわからない。
タンはtanで、英語で植物なめしのことだけれど、ぼくは日焼けのtanからネーミングしたような気がする。でもロンドンってなんなんだ。昔はタンニンなめしに使用した残りの木の皮やらのかすを乗馬道に敷いたというから、ロンドンの乗馬道の色だったんだろうか。そしてみんな土地名が付いているのだから、なんでクロは暗黒街イメージで、シカゴ・ブラックだとか、パリ・ノワールだとか付けないんだろう。誰か知っている人がいたら教えてください。

イタリアに革を発注するときには、炎色だとか、お祭り色だとか、リュウゼツラン色だとか、らくだ色だとか、ものの名前で発注します。日本だって桜色だとか、江戸紫だとか、いい色の名前はあるからな。アッ、チョコレート色から話がぜんぜんずれてしまった。でもぼくはアイソラの扱っているパパイヤ・チャもハバナもみんな気に入っています。

久野康一

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