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コラム
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左利き用のサイフができないわけ
「左利き用のサイフって作っていないのですか」というお便りをよくいただきます。
「左利き用のサイフって作っていないのですか」というお便りをよくいただきます。
以前間違えて左右が逆のサンプルを作ってしまい、あまりの使いにくさを経験したことがあるので、その気持ちはよくわかります。
そして人口の1割ほどが左利きというデータもある通り、けっこうぎっちょの人って多いです。
左利きのほうがスポーツでは時としては有利だし、ダ・ヴィンチのせいなのか、芸術的な人が多いとも言われています。
サイフって左右非対称だけれど、左の細工を右にして右の細工を左にすれば、簡単に左利き用のサイフができそうじゃないですか。でも現実は甘くない。
型紙を見ると、糊代や縫代が逆になってしまうので、ほとんどの型紙を作り直さなければいけないのです。だから新型を1型作るのと同じ経費がかかってしまいます。
最初から販売対象が1割しかいないってなれば、なかなか企画には乗りにくいですよね。
だったらニッチマーケットってことで、そういう販売方法を考えたらいいじゃないかってことになります。それは正しい。
ぼくはもうン10年前のことだけれど、「王様のアイディア」のショップで「左利き用のサイフ」ってPOPをかけて、販売しているのを見たことがあります。
今でもあるのだろうか。これが今のところ、唯一左利き用のサイフを販売できる方法なのでしょうね。
ってことで左利きの人には、使いづらい思いをさせてしまっています。
でもデザインによっては右利きも左利きもあまり関係がないようなサイフもあります。
小銭入れが札入れに対して縦方向に付いているものです。でもサイフの使いやすさって個人差が大きいですから、万人向きとは言えませんね。
口金のガマ口はだめですよ。逆ヒネリは手首を痛めますから。
久野 康一
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