柱になるラインを作りたい- ブライドルレザー- |
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馬具という道具を作るための革
数年前の春のことです。ネットサーフィンでブラブラと暇つぶしをしていたらいきなり凄いページにぶつかってしまったんです。今から400年前の1600年創業の英国中部にあるブライドルレザー専門の革屋さんです。これはビッグチャンスかなと思って、さっそく英国から革を引いてもらっている革屋さんに行って、この会社のことを英国の業者にチェックさせるよう依頼しました。「私どもは400年間ブライドルレザー(馬具用の革)やスティラップレザー(あぶみ用の革)専門に作ってきた会社です。バッツ(革の部位)でよければ取引きしましょう」といってきました。「アイソラは財布のメーカーです。サンプルをお願いします」というと「うちの革はサイフには向かないから無理でしょう」と言ってきました。そのあともいろいろと言ってきましたが要約すると、「ブライドルレザーは馬具という道具を作るための革であってサイフなどの装飾用のもののために作った革ではない。だから傷や色ムラなどの欠点があるのでオシャレなものを作るのは無理でしょう」ということでした。
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