ホーム
isola(アイソラ)の製品
isola(アイソラ)の製品
ホーム
コラム
コラム
isolaユーザーと出会う旅01-地球を一周した財布
お客様のもとへと旅立っていったisolaの財布たち。
今、どこでどうしているのでしょう。
ちょっとだけ、追いかけてみたいと思います
01 地球を一周した財布
2016年1月某日。
数日後には休暇を終えて、赴任地である西アフリカの国リベリアへ帰るというRさんと、東京・日比谷のカフェで待ち合わせ。
ーー
貴重な休日にありがとねー。
Rさん
いえいえー。
じつはRさんと私は大学時代の同級生。
くだけた口調なのはそのせいなのです。
ーー
さっそく見せてもらっていい?
Rさん
最初のisolaはこの二つ折りでした。
ーー
うわあ、いい色になってるねえ。
カリオカかな。
Rさん
こうして見ると、だいぶ使い古したなあ。
この型はもう今は作ってないんじゃないかな。
ーー
あ、中がパスケースになってる。
いつごろ買ったの?
Rさん
じつは、買ったんじゃないの。
isolaを扱っているお店の方と知り合いでね、
ちょっとだけ傷がついてしまって売れないから、
よかったら使ってみてって、もらったんだよ。
もう5年ぐらいになるかな。
使ってみたらすっかり気に入って、それで
次の年に自分で買ったのがこれ。
ーー
カリオカの三段錠のやつだ。こっちもいい色!
これ、もとは何色だろう?
Rさん
茶だと思うよ?
ーー
いや、カリオカって、茶系だけでもナチュラル、ブラウン、オレンジと、3色もあるんだよ。
イエローも含めると4色か。
私、見るたびにこっちもいいな、こっちもいいなって、迷っちゃって決められないんだもん!
だからこれも、オレンジの可能性が……でもそんなに赤味がないように見えるから、やっぱりブラウンかな。
Rさん
買うとき、黒と悩んだ。
けど、茶のほうが、色が変わっていくのを楽しめるかなと思って。
ーー
けっこうハードに使ってたの?
Rさん
ふつうにこういうとこに置くだけでも、汚れてるのよ。
ーー
そっか、日本のレストランでテーブルの上が汚れてるってないもんね。
Rさん
ね、日本だとあり得ないでしょう。
ーー
そういう、小さいけどリアルな話を聞くと、アフリカで生活してるんだと実感するなあ。
Rさんは、国際的なプロジェクトで働くバリバリのキャリアウーマンなのです。
Rさん
イギリス人の仕事仲間に、
「この革、いいねえ。色が変わっていくのがまたいいんだよね、革は」
って言われて、ちょっとうれしかった。こんなにぼろぼろになってるのに。
ーー
わあ、それはうれしいねえ。
Rさん
やっぱりトラディショナルなものの良さってあるんだよね。
でもね、ウエブサイト見せろとまで言うから
「そんなに気に入ったなら買ってきてあげましょうか?」
って言ったら、その人、財布を見るのは好きなんだけど、じつは、すべてのお札をクリップでとめてポケットに入れてる人で。
お財布を使わないんだって。
ーー
ええー! なんだそりゃ(笑)。
Rさん
それもマネークリップですらなくて、文房具のクリップなの。
アフリカだとクレジットカードは使わないから、カード類はせいぜいあってもキャッシュカードが1枚、
それと札をパシッとクリップでとめとくのがいちばんいいんだって。
ーー
その人、いくつぐらいの人? 男性?
Rさん
そう。50歳。
ーー
それは、いい加減ちゃんとした財布を持つべき年齢では(笑)。
Rさん
そう言ったんだけど、今まで何十年も、親やきょうだいから毎年クリスマスプレゼントとかでお財布をもらってて。
イギリスのアパートに1ダースくらい、使ってない財布があるらしい。
ーー
あるんだ!(笑)
Rさん
そうなの(笑)。
でも、所持品はとにかくミニマムに、というのが彼のポリシーなんだって。
リスクが少ないから。
でもね、アフリカで生活していると、その感覚はわからなくはないんです。
私も、現金は常に2つ以上に分けて携帯してるし。
この財布とは別に、プラスチックの安いやつに20ドルぐらい入れておいて、何か危険な目に遭ったら渡せるようにしてる。
長財布も、こっちに現地通貨、こっちに米ドルを、その日に使う分だけ入れる。
余計なものは入れない。
※画像のファスナー無しタイプは販売終了しました。現在はファスナー有りのタイプ(No4006)になります。
どうしても多めの額の現金を持ち歩かないといけないときは、財布には入れず、靴に隠す。
ーー
そこまで用心するんだ。すごい。お財布事情も、世界各国でいろいろだなあ。
去年の秋に、休暇でアメリカに行ったって言ってたよね。
そのときもそのお財布持って行った?
Rさん
持って行ったよ。世界中旅してます。
ーー
おおー。財布が世界一周してる!
Rさん
太平洋は渡ってないけどね(笑)。
でも、今度発つときは、長財布は日本に置いていこうと思ってるの。
ーー
どうして?
Rさん
会社勤めと違って、私の仕事の現場って、必ずしも環境が良くないでしょう?
クリーンじゃないという意味でも、治安という意味でも。
だから、少しでも持ち物を減らして、身につけておきたいわけ。
そういうときに、この二つ折りだと、アウトドアジャケットの内ポケットにすっと入れられて、すごく便利なの。
だからこっちを使うことが多いんだよね。
ーー
なるほど。
Rさん
飛行機に乗ることも多いから、機内をどこまでミニマムに、かつ、貴重品を絶対になくさず、とられず行くか、
というのを、いまだに試行錯誤してて。
ーー
機内に何を持ち込むか、私もいつも
すっごく迷う!
Rさん
機内って、結局、バッグを上に入れちゃうと、いちいち取り出すの面倒だし、隣りのひとに迷惑になっちゃうでしょう?
だから、限りなく手ぶらにしたいわけ。
でも、乾燥で肌がバリバリになるから、少しぐらいは化粧品を持っていたいし、寒いときのためにはおるものも、
すぐに使えるようにしておきたい。
いろいろ考えると、アウトドア用のインナーダウンを着るのがベストなの。
私が持っているのはノースフェイスなんだけど、内ポケットがあって、案外しっかり入るのね。
そこに、財布、ヴァセリン、メガネケースを入れておく。
ーー
なるほど。参考になります。
ここのところ長財布が流行していたけど、二つ折りの良さもしっかりあるねえ。
Rさん
反対に、長財布の良さもあって、特にこのisolaのいいのは、私は、スマホも入れちゃうの。
ーー
お財布にスマホを入れるの!?
Rさん
ほら、ここに。
※画像のファスナー無しタイプは販売終了しました。現在はファスナー有りのタイプ(No4006)になります。
ーー
ほんとだ、入るね!
私、正直に言うと、この“ギャルソンパース”型って、“ギャルソン”の名の通り、小銭入れが大きいことが良さなんだけど、
自分が使うには大きすぎると思ってたの。
でも、その小銭入れの部分をこんなふうに使うとは。
Rさん
東京だと、夜の食事や飲み会って、会社の格好のままで行くじゃない?大きなバッグを持って。
でも海外だとみんな、一度うちに帰って、シャワーを浴びて、着替えて、メイクも直してから出かけるのよ。
持ち物も、ごく小さいハンドバッグか、クラッチバッグだけなの。
外を出歩くことも基本はしないから、だいたい誰かのクルマに乗せてもらっちゃうし。
そうすると、これがいちばんいいんだよね。
軽やかに行ける。
ーー
なるほど。クラッチバッグのかわりになるのか。
Rさん
そうなんです。
だから次は、ちょっと冒険して、isolaの蛇革の、ピンクとかシルバーとか、キラキラしたのを買おうかなと思ってる。
ーー
シルバーだったら、グリンゴかな?
Rさん
それだったら、ディナーのときとか、
ちょっとおしゃれでしょ?
ーー
いいねえ。アフリカやヨーロッパで使って、
感想をまた教えてほしい。
Rさん
でも、シルバーが経年変化すると
どんな色に変わるのかがよくわからなくて、迷っているところです。
黒のカリオカメッシュもいいんだけどねえ。
メッシュって、涼しげでしょう?
赤道に近い国にばかり行っているので(笑)。
「迷うなあ」と笑っていたRさん。
彼女とは長年友だちですが、アフリカでの暮らしぶりや、
さまざまな国のひととの交流の話は、とても新鮮でした。
財布って、持ち主の生活に密着しているんだなあ。
3つめのisolaは何を選ぶのでしょう。
新しいのを手に入れたら、また話を聞かせてね!
ホーム
isola(アイソラ)の製品
isola(アイソラ)の製品