アイソラ 財布の製作工程
1:抜き革を各パートに切りぬく工程です。革には「目」といって伸びやすい方向があります。
また商品には不向きな生来の傷などもあるのでほとんどは「抜き屋」と呼ばれる専門の職人に任せます。アイソラの使っているヨーロッパから輸入した革は、とても傷が多いので、抜き屋泣かせです。彼等がスウェーデン鋼の(※1)刃型を使い油圧で動くクリッカーという機械で抜いていきます。 10年前にタイのサイフ工場に行ったことがあります。5台置いてあるクリッカーがみんなほこりをかぶっていて、そばの作業台で工員がボール紙の型を使ってカッターで革を抜いています。 アイソラ「工場長、クリッカーがあるのに何で使わないの?」 工場長 「刃型を作るより,人件費のほうが安いんです。ハハハ」 トホホでした。 |